
茶殻だからこその、おいしいものを作りたい
先日、倶利伽羅(クリカラ)を食べました。細長く切ったうなぎを串に巻きつけ、香ばしく焼いた一品です。蒲焼とは見た目も食感もまるで違う見た目で、ちゃんとうなぎのおいしさがある。串から食べる楽しさや弾力のある食感など、蒲焼では気づかなかった魅力まで感じられました。
同じ素材にも、いろんな表情がある
食べながら面白いなと思ったのは、同じうなぎでも、切り方や焼き方を変えるだけで、こんなにも違う表情を見せてくれることでした。そこで茶殻です。茶殻を食べるというと、おひたしや佃煮のように、淹れたあとの茶葉をそのまま味わう料理を思い浮かべます。もちろんそれもおいしい、でも、茶殻らしい姿のまま食べることにこだわらなくてもいいのではないかと思うようになりました。細かくする・潰す・練る・混ぜる・焼くなど、調理法を変えてみたら、茶殻にもまだ私が知らない表情があるのかもしれません。
茶殻だから、この味になる
私が作りたいのは、茶殻が入っているから珍しいと思われる商品ではなく、茶殻こその良い味、と思える商品です。形は変わっていても、食べたときに、これ知ってるお茶の茶葉だよね!と、どこか親しみを覚えるもの。色や香り、旨み、ほろ苦さなど、茶葉らしさがちゃんと残っていて、茶殻がなかったらこの味にはならない、そういうもの。
名前にも、物語があるといい
そして倶利伽羅からもうひとつ学んだのが、その名前です。倶利伽羅って何?と気になり、調べてみると名前の由来に物語がある。食べておいしいだけでなく、実はこの名前にはこんな意味があるんだよ〜と誰かに話したくなる楽しさがあります。
倶利伽羅からもらったヒント
倶利伽羅からもらったこのアイデアを、茶殻の商品づくりに生かしてみたい。茶殻の表情をひとつずつ見つけながら、茶殻ってこんなにおいしい、と驚いてもらえるものを作ってみたいと思います。