
料理をおいしくする食材
カフェでかき氷を食べました。ふわふわの氷に、果肉感のある甘酸っぱいいちご。そして、まろやかで濃厚な練乳。いちごだけでもおいしいし、練乳がなくてもかき氷としては成立します。でも、二つが合わさることで、この味!と思えるおいしさが完成していました。
なくても作れる。でも、ないと物足りない
私はこれまで、茶殻を使った料理を考えるときに、茶殻が料理の味の邪魔をしないことを大切にしていました。でも最近、それでは少し弱いと思うようになりました。茶殻を入れてもおいしい、ではなく、茶殻を入れたほうがおいしい。むしろ、茶殻を抜いて食べたときに、あれ、なんだか物足りない?と感じる、そんなレシピを作ってみたくなってます。
茶殻にも、役割がある
茶殻には、ほのかな苦みや渋み、お茶らしい香り、そして葉を噛んだときの食感があります。これまでは、こうした個性をどう料理になじませるかを考えていました。でも、消す必要はないのかもしれません。薬味を加えると味が締まったり、ごまを入れると香ばしさが加わったりするように、茶殻の苦みや香りだからこそおいしくなる組み合わせが、きっとあるはず...!
「食べられる」から「食べたい」へ
これからレシピを考えるときは、茶殻ありと茶殻なしを作って、食べ比べてみようと思います。判断基準はシンプルに、どちらがおいしいか。茶殻は食べられるから入れてみようではなく、この料理には茶殻が欲しい!と思えるものを作りたい。いちごの酸味と練乳の甘さが出会ってあのおいしさが完成するように、いつか、これ茶殻を入れないと物足りないよね、と言われるレシピを作れたら、そのとき茶殻は、本当の意味で「食材」になるんだと思います。