
小豆を知りたくて行った場所で、また茶葉に出会った
あずきミュージアムを見学してきました。写真は、併設のカフェでいただける名物、御座候(ござそうろう)。オーダーしてから目の前で焼いてもらえるので、出来たてをいただけます。
照葉樹林文化の中にあった茶葉
小豆の歴史や品種、食文化について展示を見ていたとき、「茶葉を食べる」が目に飛び込んできました。その言葉があったのは、照葉樹林文化について紹介する展示でした。照葉樹林文化とは、中国南部から東南アジア北部、ヒマラヤ、日本の西南部など、照葉樹林が広がる地域に共通して見られる文化を捉えた考え方です。展示を見ながら興味深かったのは、小豆だけでなく、もち系の穀物や発酵食品など、今の日本の食卓にもつながる食文化が並んでいたこと。そして、その中にお茶を煎じて飲むことや、茶葉を食べることも紹介されていました。
和菓子とお茶が合うのは、偶然なのだろうか
小豆を使った甘いものにお茶。もちもちした和菓子にお茶。漬物や味噌のような発酵食品にも、お茶はよく合います。もちろん、同じ文化圏にあったから相性がいいと簡単に結論づけることはできません。伝来した時代や経路についても、もっと調べる必要があります。でも、長い時間をかけて親しまれてきた食べ物とお茶が、そんな太古の昔から同じ食文化の中で育ってきたのだとしたら。私たちが今、この組み合わせおいしい、と感じる背景にも何かつながりがあるのかも。
茶葉を食べることについて調べ始めてから、こうして思いがけない場所で茶葉に出会うことが増えました。小豆を勉強しに来たはずなのに、そこで見つけたのは、小豆と茶葉が同じ食文化の中にあったかもしれないという意外なつながり。ひとつのことを知ろうとすると、別のものとのつながりが見えてくる。そんな発見が、とてもおもしろい一日でした。