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「茶菜」という名前に込めたこと

「茶菜」という名前に込めたこと

「茶菜」って、何て読むんですか?——初めてお会いする方に、よく聞かれます。

これは「ちゃさい」と読みます。読み方だけ聞くと、少し不思議な音の並びに感じるかもしれません。この名前には、ある一つのシンプルな考えを込めました。

「茶葉」と「野菜」を合わせた名前

「茶菜」は、「茶」+「菜(さい)」から生まれた造語です。「菜」には、野菜や葉物、青菜などの意味があります。

急須の中に残る茶葉を、「もう使い終わったもの」ではなく、"食べるための葉っぱ" ——つまり "野菜のひとつ" として見つめ直したい。そんな想いを込めて名付けました。

「野菜のひとつ」として捉えると

茶葉を「野菜のひとつ」として捉えると、なぜか料理の景色が変わります。

たとえば、青みが足りない日。「ほうれん草を買い忘れた」と思ったら、急須の茶葉をひとさじ。「大葉の香りを添えたい」と思ったら、深蒸し茶をひとつまみ。「なんとなく彩りが欲しい」と思ったら、それも茶葉で。

「今日は野菜が少ないかも」と思っていた食卓が、ふっと明るく、豊かなものに変わっていきます。

お料理の幅がぐんと広がる

野菜として扱うようになってから、レパートリーがどんどん広がりました。

ご飯や麺類に混ぜる、パンやお菓子の生地に加える、あんかけやソースに散らす、卵料理に彩りとして添える——。特別な調理法は必要なくて、「いつもの野菜のひとつ」として気軽に混ぜるだけ。

料理の主役ではなく、脇役や隠し味。でも、その脇役があるだけで、いつもの一皿が「今日だけの一皿」に変わる。それが、茶菜のたのしいところです。

名前は、想いのはじまりでもある

「茶菜」という名前は、わたしにとってのコンパスのようなものです。 「茶葉は野菜のひとつ」——この考え方を軸に、これからも小さな発見を積み重ねていきたいと思っています。

読んでくださって、ありがとうございました。 茶葉と一緒に、日々のごはんの時間がすこし楽しくなりますように。

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